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ハル石・印部石(シルビイシ)・印部土手(シルビードテ)

琉球最古の基準点

18世紀中葉、琉球王朝時代に蔡温が実施した1737~1750年の元文検地で設置された 琉球最古の基準点です。

先島を除く沖縄本島とその周辺離島に1間切(村)200~300程設置され、印部石を基準に土地の位置と面積を三角測量で記録測定するという琉球王朝独自の竿入れで設置した印部石、今で言うなら地籍調査で設置された図根点(基準点)です。

印部土手は直径約180cm、高さ約90cmの円形で、周囲は崩壊を防ぐために根張石で積み回し、その中心に印部石(高さ:30~70cm、幅13~50cm、厚さ5~15cm、材質:微粒砂岩、琉球石灰岩、焼き物)を設置してあります。 印部石の正面には当時の地名と設置順序を意味するカタカナ又は、ひらがな等が刻まれていて、当時の地名や現状を計り知る歴史的価値の高い遺跡です。

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